植物は基本となる分子構造が強固なため、熱履歴検査が難しいものでした。
過去に取り組んだ際にも芳しい結果は得られていませんでした。
しかしながら、植物もわずかながらタンパク質を含んでおり、可能性は感じていました。
そして、現在弊社で使用している機器の精度は以前のものに比べ数段高いことから改めて実験を試みたところ「加熱を受けているかどうかの判別」に成功しました。
画像はブロッコリー(茎)を使用した実験結果例です。未加熱、80℃と105℃それぞれで加熱した各サンプルのデータに明確な差異が認められることから、加熱の有無を判断することが可能と考えられました。
植物の種類や部位などの条件によって難しい場合も考えられますが、これまで調べることができなかった植物片の加熱履歴を知る少ない方法です。
今後、実験を繰り返し、精度などの向上を図って行く予定です。
お困りの方はぜひ一度、ご相談ください。
(リニューアル前のホームページから転載、加筆修正)